プロ野球版totoで新国立運営費の捻出
これまでサッカーの試合結果で行っていたスポーツ振興くじ(toto)にプロ野球の試合結果を予想するくじを導入する動きがあります。
2015年4月には、超党派の国会議員によるプロジェクトチームが立ち上げたことなどが報じられました。スポーツ振興くじは、文部科学省が指導監督を行っており、くじに野球の結果を導入するためには法改正が必要です。
2020年五輪・パラリンピックで使われる新国立競技場の為の建築・運営費を捻出するのが狙いでした。しかしプロ野球は、このような試合結果の予想で行うくじには向かないといわれています。
チーム数がサッカーよりも少なく12チームしか無いことや、個人のプレイが試合に与える影響が大きいために八百長などの不正行為が行われやすいことがその理由です。
また、長い歴史を持ち影響力も大きいことから、教育上の観点から良くないという意見もあります。八百長に関しても、かつて「黒い霧事件」と呼ばれる騒動を経験していることから、不安視される意見が多いようです。